護国院(Gokokuin)

名前: 護国院
ふりがな: ごこくいん
ローマ字: Gokokuin
区分: 寺院
宗派1: 天台宗
宗派2: 
宗派3: 東叡山
特徴: 谷中七福神(大黒天)。釈迦牟尼如来
エリア: 上野公園、言問通り南側
郵便番号: 1100007
住所: 東京都台東区上野公園10-18
参考URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/護国院_(台東区)

天台宗東京教区(護国院)

上野公園から都立上野高等学校を通る坂道を上りきった三叉路の交差点のところに護国院があります。谷中七福神大黒天安置。宗派は天台宗ですが、この辺りは寛永寺の影響下にあったのか、他にも天台宗の寺院が散見されます。曰く「寛永寺最初の子院であり、谷中七福神の一つである大黒天を安置」しているとのことです。山門からは、どっしりと構える大きな本堂が目に入りますが、左手を見ると楽堂があり、前面と左右は特に覆いとなる壁もなく背景の屏風のような美術画がじかに見えるのが何とも不思議な気がしてなりません。こちらは今でも演じられる機会があるのでしょうか?

護国院 護国院境内 護国院楽堂

護国院
台東区上野公園10番18号 護国院
護国院は、天海の弟子生順が、釈迦堂の別当寺として、現在の東京国立博物館の右手裏に開創した。承応2年(1653)・延宝8年(1680)に寺地を西方へ移転し、さらに宝永6年(1709)現在地に移った。延宝8年・宝永6年の移転は、それぞれ4代将軍家綱霊廟・5代将軍綱吉霊廟の建立にともなうものである。また、昭和2年、第二東京市立中学校(現、都立上野高校)建設にともない、本堂を現在の位置に移した。現存する本堂は釈迦堂とも呼ばれ、享保7年(1722)3月の再建。間口7間(18.2メートル)、奥行5間(13.6メートル)。唐様の建築で、中央奥の須弥壇に本尊釈迦三尊坐像を安置する。また、大黒天画像は三代将軍徳川家光から贈られたものと伝え、谷中七福神のひとつとして信仰をあつめている。庫裡の一階部分は、昭和2年の新築。東京美術学校(現、東京藝術大学美術学部)教授岡田信一郎の設計で、各間取りは機能的に配置されている。昭和初期の住宅建築の風潮を良く伝えており、平成13年、国登録有形文化財に指定された。岡田は、東京美術学校・早稲田大学で設計教育に携わるかたわら、旧鳩山一郎邸(大正13年竣工)・歌舞伎座(同年竣工)等を手がけ、和風建築の設計に手腕を発揮した人物である。
平成14年3月
台東区教育委員会